~ は じ め に ~

 

 今年(2016年)1月、北海道立高校吹奏楽部員(高校1年生:当時16歳)の死亡事故に関して、地元紙に記事が載りました。

 

 記事には、3年前の事故以来、遺族である保護者が、吹奏楽部内で何があったのかを知るための活動を続けて来て、満たされぬ思いのまま近々裁判を起こす予定であることが書かれていました。

 

 部活動については、さきの大阪市立桜宮高校での事例(2012年)を見るまでも無く、運動部でも文化部でも、教育的配慮を欠いた、一般社会でのパワハラに類するような教員の言動や暴力行為が、近年問題になっています。

 

 新聞報道から2ケ月後に提訴された裁判は、地元北海道はもちろん、首都圏でも大きな関心をもって注視されています。また、当時の吹奏楽部員や中学時代の同期生、そして亡くなった高校生を知る保護者を中心に、裁判への支援の声もあがっているところです。

 

 支援者一人ひとりは現役の大学生であったり、家族が地元の公立中学・高校に今も通学していたりと、それぞれに事情もあって、あまり表立って意見表明や活動などはしにくいという事情もあります。

 

 しかし、2013年3月に起きた、ひとりの高校生の死をどのように受けとめるか、このことは小中高校生の子を持つ保護者をはじめ、この社会に生きる私たち一人ひとりに背負わされた大きな責務であることは言うまでもありません。

 

 文部科学省発行の『生徒指導提要』には、小・中・高校生の自殺者数が年間300人にものぼることが書かれています。そして、その6割前後が「原因不明」として、統計上処理されているということに大きな驚きを覚えます。

 

 いったい、年間300人もの小中高校生が〈いのち〉を落とす原因や背景はどこにあるのか、このサイトがその解明の一助となること、そして一人でも多くの子どもたちの命が救われることを願ってやみません。

 

2016年5月

 

〈学校内パワハラ〉を考える保護者&有志の会

〔通称:コギト〕

 事  務  局 

 

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